DISCOGRAPHY

Dear Blues
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4th Album

Walking Cats

Release: 2018.5.16

Price: ¥2500 (tax in)

NVRC-2933

1.inception

2.MofMof

3.Something hot

4.Broadway

5.Cava

6.some other time

7.Crescent

8.Ruby my dear

9.My cherie amour

10.Take five

11.Stretch  out

(2.3.5.7.11 composed by miya nakajima)

 

2017年に結成10周年を迎えたDear Bluesのアニバーサリーアルバム「Walking Cats」。『これぞJAZZ』と言わしめる全11曲。CDをケースから取り出し、CDプレーヤーに挿入。すると、冒頭からいきなりガツンとかまされるMcCoy Tynerのナンバー「Inception」は、このアルバム自身の勢いを感じさせ、DearBluesの結成10年に渡る結束力をも感じさせる。またこの作品には、ピアニストでありリーダーでもある中嶋美弥のオリジナル楽曲が5曲収録されている事に注目。軽やかな4ビートサウンドからずっしりと重量感のあるブルージーなサウンドまで、中嶋美弥の幅広い作曲能力を存分に発揮し、それを見事に完成型まで持ち込むベース名古路一也とドラム山下佳孝の類い稀なる表現力・技術力がこの作品をより一層クリエイティブなアルバムへと導いている。スタジオ収録にしてライブ感溢れるグルーヴィーなサウンドは、DearBluesならではの作品に仕上がっている1枚。(New vintage records)

 

さりげなく百戦練磨な実力派女性ピアニスト:中嶋美弥(静岡県浜松市出身)、をリーダーとして、いずれも名古屋を主たる拠点に東海地方で活動する精鋭3人によって2007年に結成され、アルバムもコンスタントに発表して好評を博してきた、正統派のピアノ・トリオ:Dear Bluesの、今回は結成10周年を記念して制作されたアニバーサリー・アルバム。重低音を強打する辺りの岩石っぽさも迫力充分で頼もしい、歯切れよさ抜群なストーン風タッチのピアノが、バピッシュ&ブルージーに、そして時にモーダルに、明るく晴れやかなエモーションをハジけさせるかのような、誠にスカッと壮快な躍動的メロディック・プレイを楽しげに紡いで、生鮮度満点、開放感満点の文句なく胸のすく華を成し、ベース&ドラムの安定律動的でいて小回りも利いたサポートもガッチリと魅力一杯に際立った、ノリノリにして旨味たっぷりの会心打内容。歌心とブルース感覚とバップ魂、の三大根幹を揺るぎなく堅持した、ハード・バップ系ピアノ・トリオの王道を突き進む極めてオーソドックスな直球勝負の快演、が終始意気溌剌と、ポジティヴげに展開され、主役を担う中嶋(p)の、ファンキーでダウン・トゥ・アースなブルース的節回しに好もしい練達さや熟成度を感じさせるところのある、イキで旨口な語り口が風格も堂々の確固たる冴え渡り様を見せて素晴らしい。→適度に硬質で角張り感ある、伝統的バップ・イディオムを活用しつつの渋い殺陣風アクション節と、よりマイルドで瀟洒な小唄調の寛ぎフレーズ或いは耽美的でロマンティックな詩情描写、とを自然に、濃やかにドッキングさせつつ流麗滑脱に歩を進めてゆくその、清新であり、コクっぽい吟醸テイストもバッチリ含んだ、何げに懐の深い鳴音のあり様は中々に芳醇そして説得力絶大で、一部での、モード色濃いめのアグレッシヴな全力疾走的熱演!の迫真さにも、これまた清々しい魅力がある(catfish records)